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2007年11月9日(金)

日本金融通信社発行の新聞「ニッキン ザ・パートナー」に掲載されました。
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ニッキン掲載記事

ソア・システムズは20年以上にわたり、ハードウェアやOS(基本ソフト)に依存しないアプリケーション開発・利用環境の開発を続けてきた。その結晶である業務アプリケーション開発基盤「ル・クローン」は、金融機関のSFA(渉外支援システム)の基盤として実績を重ねている。同社の貝塚社長に製品の特徴などを聞いた。

-製品のコンセプトは。
「業務アプリケーションは企業の資産だが、普通はハードウェアやOSが変わると使い続けることができな。『ル・クローン』はどんなハード、OSでも同じアプリケーションを活用できるミドルウェア。例えば、専用機からウインドウズ、リナックスへと環境が変わっても同一のアプリケーションを利用できる」

-モバイル分野での利用が目立つが。
「98年にPDAやハンディ端末での開発・利用に、05年に携帯電話に対応。10月にはスマートフォン(コンピュータ内蔵の携帯電話)でのアプリケーション利用が可能になった。近年はこれらのハードへの利用が増え、金融機関へはメーカーやシステムインテグレーターを通じて数十の実績がある」

-利用の背景は。
「もともと金融機関の渉外担当者は黒鞄に顧客台帳を入れ持ち歩いていたものが、PDAなどで顧客情報を管理する形になった。金融業界最初の事例も城南信金のPDAを利用したSFAの基盤としてだ。個人情報保護法施行後は端末にデータを保持しないウェブソリューション利用が進んだが、通信できない場所での利用など現場では使いにくさがある。『ル・クローン』は独自の暗号化技術やハードを合わせたセキュリティー対応を行い端末にデータを保有していても安全に利用できる。」

-金融向け戦略は。
「金融界ではスマートフォンが広がりを見せている。今後もSFAの端末として拡大するだろう。この動きを見極め、パートナーのNEC、ブレイニーワークスなどと協力していく」


2007年11月9日 金曜日 ニッキン 第4321号
日本金融通信社(http://www.nikkin.co.jp)。