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報道関係各位

2005年7月6日
株式会社ソア・システムズ
KDDI株式会社

ビジネス向けBREW®アプリケーションの開発基盤を強化
ソア・システムズ開発のソフトウェアにより、 アプリケーション開発期間を大幅に短縮
~ 圧倒的な開発生産性を生み出す新製品『ル・クローンK-Tai』を発表 ~


株式会社ソア・システムズ(以下 ソア・システムズ、本社 東京都渋谷区、代表取締役社長 吉田源治郎)は、携帯電話向け開発用ソフトウェア「ル・クローンK-tai」を開発致しました。その第一弾として、KDDI株式会社(以下 KDDI、本社:東京都千代田区、代表取締役社長 小野寺 正)のBREW®搭載のau携帯電話に対応した製品の出荷を7月1日より開始致しました。
「ル・クローンK-tai」は、携帯電話向けの業務アプリケーションを開発する企業に対して、データベースを内蔵したシステムを容易に開発できる環境を提供するとともに、開発期間とコストの両面において飛躍的な生産性向上をもたらす画期的な開発ツールです。また、株式会社タイトーが、この「ル・クローンK-tai」を活用して、携帯電話向け業務アプリケーションの市場に参入することを決定いたしました。

 ソア・システムズは、KDDIが推進しているKDDIモバイルソリューションパートナー(KDDI MSP)に登録しています。ソア・システムズとKDDIは、今後もau携帯電話を利用端末とする業務アプリケーションの開発インフラの強化を図ってまいります。

※BREW®およびBREW®に関連する商標は、QUALCOMM社の商標または登録商標です。

●本件に関するお問合せ先
株式会社ソア・システムズ
担当 : 営業部 佐々木雅一
Email: press@soar.co.jp
TEL: 03-3708-5516
FAX: 03-3708-5519
東京都渋谷区桜丘町3-4 三井住友海上渋谷ビル5F
〒150-0031
http://www.soar.co.jp/

KDDI株式会社
担当 : 広報部 渡辺容子
TEL : 03-6678-0690
FAX : 03-6678-0306
東京都千代田区飯田橋3-10-10ガーデンエアタワー
〒102-8460
http://www.kddi.com/

●飛躍的な生産性を提供する画期的なアプリケーション開発ツール
このたびソア・システムズが発表した「ル・クローンK-tai」は、携帯電話向けのアプリケーション・ソフトウェアを短期間に構築することができる開発ツールです。

特長1:OSに依存せず、あらゆるプラットフォームで動作
 「ル・クローンK-tai」で開発したアプリケーションは、省リソースで動作するAgentと呼ぶソフトウェアにより、プラットフォームに依存せずに動作するため、Windowsの環境下で作成、動作検証したアプリケーションを、そのままau携帯電話に移植することができるという画期的な構造を有しています。
さらに、これまで携帯電話向けのアプリケーションの開発はC++もしくはJAVAといった開発言語を使って行う方法が主流で、開発言語の知識と経験が必要であることに加え、個別の機種上でのテストにも多大な時間を要するなど、開発生産性には大きな限界がありました。「ル・クローンK-tai」は、ソフトの開発経験をお持ちの方であればどなたでも携帯電話向けアプリケーションの開発を行うことが可能になるため、従来のような特定の開発言語による開発環境と比べ、生産性と開発スピードが飛躍的に向上することになります。

特長2.高速データベース・エンジンを内蔵
「ル・クローンK-tai」は、非常に高速なデータベース・エンジンを備えているため、他に高価なデータベース・ソフトなどを追加することなく、データベース内蔵型の携帯電話向け各種業務用アプリケーションを短期間、低コストで構築することが可能となります。例えば、数千人の社員名簿を顔写真付きで携帯電話に格納するといったように、社員の誰もがどこからでも利用可能な企業の情報データベース・システムを容易に構築することができます。

●従来の開発プロセスを一変させる「ル・クローンK-tai」
「ル・クローンK-tai」で開発した業務アプリケーションは、システムを利用するユーザーが自分の携帯電話に「Agent」と呼ぶ非常に小さな変換プログラムをダウンロードすることにより動作いたします。「Agent」とは、JavaやFlashといった多くのhtmlプログラムで採用されている概念で、ユーザーの要求に応じてデータを処理するための仕組みであり、Webブラウザなどもこれに該当します。
ビジネス・アプリケーション開発各社は「ル・クローンK-tai」を活用することで、短時間でプロトタイプを作成することが可能になります。しかも、高速処理を実現するデータベースを内蔵しているため、例えば在庫紹介、勤怠管理、配送管理、受注管理といった大容量のデータ処理を必要とする業務システムに、社員一人一人が自分の携帯電話から接続して利用することができるようになります。
これにより、従来パソコンや専用の小型端末などを必要としていたあらゆる業務アプリケーションのデータ処理を携帯電話だけで行うことができるようになるため、その応用範囲は非常に大きく、携帯電話の利用領域そのものが拡大していくことが見込まれます。さらに、システムの導入・維持管理コストを劇的に削減していくことも可能になります。
「ル・クローンK-tai」の登場によって今後、携帯電話を情報端末として利用するパーソナル向け市場の活性化はもとより、これまで本格的な普及に至っていなかったビジネスユースの市場が急拡大していくものと期待しています。

●タイトーが「ル・クローンK-tai」を活用した携帯電話向けビジネスアプリケーション市場に参入
また、株式会社タイトー(本社 東京都千代田区、代表取締役社長 西垣保男)が、「ル・クローンK-tai」を活用した携帯電話向け業務アプリケーション市場に参入することを決定いたしました。タイトーでは今後、勤怠管理や、発注システムの開発を進め、企業各社への積極的な提案を展開していく計画です。タイトーは、6月1日から3日まで米国サンディエゴで開催されたクアルコム社のイベント「BREW 2005」において、優秀なアプリケーションソフトに与えられる「BREW 2005 Developer Award」のうち「Most Innovative Use of Technology」カテゴリーのファイナリストに選定されました。対象となったアプリケーションは、携帯電話から簡単に発注が行える「英語名:One Push Order(仮称)」と呼ぶシステムです。

●ソア・システムズについて
ソア・システムズ(代表取締役社長:吉田源治郎)は、1984年に設立され、業務アプリケーションの開発・実行環境ツールの開発・販売、および組込みシステムの受託開発等を主要事業とするソフトウェア・プロバイダです。
開発・実行環境ツール「ル・クローン」は、その高い開発生産性、互換性、トータルスループットが市場で評価され、大規模クライアント・サーバシステムからモバイル環境に至るまで、アプリケーション・ソフトウェア開発における幅広い分野で活用されています。
「ル・クローン」で開発されたアプリケーションは、Windows、UNIX、Linuxをはじめ、PDA、携帯電話など、様々なOS上において動作します。例えば、開発環境にザウルスやWindowsCEといったPDAの実機が存在しなくても、Windows上においてアプリケーション開発を行い、実機上と同様に実行・検証作業を進めることが可能です。これは、「ル・クローン」で開発されたアプリケーションが、プラットフォームに依存せず、実行環境上に「Agent」と呼ぶ非常に小さな変換プログラムを搭載することによって、あらゆるOS 上で互換性を維持できるという画期的な構造を有していることによります。
こうした機能性により、アプリケーション開発のスピードは従来と比べて格段に向上するばかりでなく、「ル・クローン」上で開発されたアプリケーションは OSが異なっても互換が保証されるため、ユーザーは過去の資産(アプリケーション)を最大限に活用することが可能になります。