サポート

ル・クローン Mobile トラブル シューティング ('02.04.03更新)

問題・現象等

対処・説明

データファイルを通信する場合の注意点

データファイルをMCOPやル・クローンのLCRJOB、SendMailなどで通信する場合、必ず 該当ファイルはクローズしておく必要があります。 ファイルのクローズは、D_BLKCLR("DB名|グループ名","00")で行ないます。

MCOP終了後にファイルI/O等に問題が発生する場合

ル・クローンMobileからExecCmdでMCOPを起動して通信後、処理を継続するとファイルが読めなくなる等の 問題が発生する場合あります。(2つのアプリが常駐することによるメモリ不足が原因と考えられます)
【回避策として】
ル・クローンMobileのD_Exit関数に対して、MOREソフトを起動し速やかに自身を終了する機能を 追加しました。D_Exit (0,<"次に起動するMOREソフト">)(v41r4以降で使用可能)
この機能を使いMCOPの起動と同時にアプリケーションを終了し、MCOP終了後あらためて ル・クローンMobileを起動するようにして下さい。
【方法】
例)ル・クローンで作成したアプリケーションQA00、QA01とMCOPの処理を連続させる場合は以下のようになります。
 @QA00の設定( MCOPを起動するコーディング)
   $Click.Cmd1
     D_Exit (0, "F0:TSZ5.APL");
   $End
 AMCOPの設定
   設定ファイルTSZ5END.LSTの中に
   「F0:QA01.APL」(11バイト)と記述
 BQA01の設定
   QA00の後に継続する処理を組み込む

データの並べ替え(D_SORT関数)でソートキーを複数指定するとソートされない場合

ソートキーを複数指定する場合は、D_SORT関数、およびキーセットのD_KBFSET関数は 共通処理式に記述して下さい。フォームの処理式に記述されていると実行されません。

Agent V3.1 for WindowsCE
リモートジョブ入力(Lcrjob)が右記エラーで起動できない場合

"lcm31またはいずれかの構成ファイルが見つかりません"というエラーが出る。
【対処法】Lcrjob.dllファイルをWindows CEのOSフォルダ(Windows)にコピーします。

フラシュメモリカードの
ファイル・オープン数の制約

通常のフラシュメモリカードの場合、ファイル・オープン数が10個までの制約があります。
【対処法】
未使用ファイルはクローズしておくようにします。
例)D_BLKCLR("xxxxx","00");
なお、シャープ製の「AF06」のカードの場合は当制限が受けないように対応しています。

ザウルスのハングアップ

LCMobile実行時にザウルスがハングアップした場合は、ザウルスのリセットを行います。
【リセット方法】
裏面の電池ぶたを「解除」−「ロック」
再起動時「時刻設定画面」が表示されるので「確認」。なお、リセットしてもファイルが壊れたり、PIMデータが壊れることはありません。

ライセンスファイルの破壊

ザウルスにはLCMobile Agent for Zaurus(SOA6.BIN)とライセンスを導入しますが、 ライセンスファイルはZaurusユーティリティでコピー・削除・転送することはできません。
これらを行うとライセンスファイルが壊れ、「アン・インストール」もできなくなります。
壊れたライセンスファイル(キー)は、Agent製品内の削除ユーティリティ(rtdel.batを実行)で削除する方法しかありません。 

ザウルスの電池使用量

ザウルスの電池使用量は、10時間弱使用できますが、「カメラ撮影」、ファイルの転送(ザウルス<->PC ・ ザウルス<->ザウルス)では、使用量が非常に高くなります。

旧バージョンでのザウルスメモリ不足時の対処方法

下記の設定によりメモリ使用量を拡張します。(v42r08以降のバージョンでは拡張済みのため不要)
バイナリエディタで、Qxxx.APLファイルの48 49アドレスの位置に拡張後の値を指定します。 700か1400に拡張してお試しください。
例)700(02BC)に拡張する場合
  48 49
  BC 02
※解説
APLファイル内のファイル先頭からのオフセット H'48、H'49の位置の値を拡張します。値はリトルエンディアンで指定します。 設定できる最大値は、65335(FF37)です。

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